防水シーツとは
就寝時に尿や便が漏れた時、布団やマットレスが汚染されることを防ぎます。漏れるたびに毎回、布団やマットレスを洗濯して乾燥することは大変である。防水シートを使用することによって介護負担を軽減することができる。漏れることが頻回な場合は防水シーツの使用をお勧めします。種類やサイズが豊富にあるので、個人の状況に合った防水シーツを選ぶことができる。
使い捨ての紙の吸水シートもあるよ。
防水シーツの種類
主に部分タイプ、全面タイプ、カバータイプがある。素材はポリエステルや綿の場合が多い。パイル地やデニム地などがある。パイル地は肌触りが良く。デニム地は耐久性に優れている。消臭機能や速乾機能を備えている商品もある。また、透湿性に優れた商品もある。
必要なところを部分的にカバーするタイプ。両端をマットレスに敷き込むことで固定する。
マッドレスの四つ角をゴムでひっかけて固定するタイプ。マットレスの表面を全面的にカバーする。取り換えが比較的容易であるが、ゴムが伸びてしまうと固定性は不十分になる。また、両サイドをベッドに織り込むタイプもある。
マットレスを包み込むようにカバーするタイプ。セットするのは大変であるが、四つ角のゴムに比べて耐久性が高い。エアマットにも対応している商品がある。
防水シーツのサイズ
部分タイプの防水シーツの幅は140㎝以上である。介護保険でマットレスをレンタルしている場合、マットレスのレギュラーサイズは幅91㎝×長さ191㎝である。ミニサイズは幅83㎝×長さ180㎝である。両端の高さを加えても幅140㎝以上でフィットする。セミダブルやエアマットの場合は福祉用具貸与事業所の担当の方にサイズや種類を確認してみてください。全面タイプはマットレスのサイズがレギュラーサイズであれば191㎝以上を選ぶ。カバータイプはマッドレスの長さと幅と高さをしっかり測って購入してください。介護用マッドレスでない場合や普通の敷布団の場合は高さと長さと幅をしっかり測ってから購入してください。
防水シーツの選び方
ベッドの端と壁の間に人が作業できるスペースがあるのであれば、部分シーツで十分である。しかし、部分シーツはベッドの下に織り込むため、ベッドと壁の間にスペースがないと交換が大変である。全面タイプの四つ角をゴムで止める防水シートは交換が比較的容易ですが、必要のない部分までカバーする必要があります。全面タイプでもベッドの下に織り込むタイプもあります。その際はベッドの端にスペースが必要である。カバータイプは交換が大変ですが耐久性に優れている。また、肌触りが素材によって異なる。本人の状態や好みを確認して選んでください。
その他にもムレで皮膚トラブルがある方は透湿機能がある防水シーツを選ぶよ。
防水シーツの注意点
乾燥機や脱水機の使用が不可の商品もある。使用上の注意点をよく確認してから購入してください。
防水シーツ交換のポイント
防水シーツのシワを作らないようにセットする。シワが皮膚に負担をかけてしまうことがある。介護ベッドの端は人が一人通って作業できるスペースを作ることがポイントである。
防水シーツの商品紹介
種類やサイズが多く、ここでは紹介しきれないのでごく一部だけ紹介するよ。福祉用具専門相談員に相談するのが一番だよ。
参考 防水シーツリブドゥコーポレーション
参考 防水シーツ亀谷
参考 防水シーツピジョン タヒラ
参考 防水シーツ川本産業
洗濯から乾燥まで時間がかかるため、よく漏れてしまう場合は2枚ほど持っていると安心だね。