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自動排泄処理装置について

今回は自動排泄処理装置の紹介をします。

自動排泄処理装置とは

自動吸引機能が付いている尿器。通常の尿器より大容量である。排尿処理機能のみと排尿・排便処理機能の商品がある。トイレに移動・移乗できない場合に使用する。本人の家族に対する気遣いやおむつ交換の介助負担が軽減される。

自動排泄処理装置の機能

排尿処理

排尿のみに対応している。尿にセンサーが反応して自動吸引する。排尿処理のみの商品には洗浄や乾燥機能は付いていない。

排尿・排便処理

排尿と排便に対応している。排便に対応している商品は洗浄と乾燥機能も付いている。

メーカ別の自動排泄処理装置

自動排泄処理装置(排尿のみ)

スカットクリーン

尿瓶などより大容量タンクで安心。自動吸引で勢いがある自動吸引で座った姿勢でも使用できる形状になっている。女性の場合は慣れるまで練習が必要な場合がある。

参考 スカットクリーンパラマウントベッド

自動排泄処理装置(排尿・排便)

キュラコ

寝返りの傾きは約30°までの対応だが、レシーバーがスリムな形状。

参考 自動排泄処理装置 キュラコウィズ(総代理店)

iCarebot 自動排泄処理ロボット

90°の傾きにも対応しているがレシーバーが大きい。排泄記録を24時間自動記録。

参考 iCarebot 自動排泄処理ロボットアルトンジャパン

ダイアレット

歴史のある自動排泄処理装置。省エネ設計で電気代が安い。

参考 ダイアレットライフ

介護保険で本体はレンタルできる

本体はレンタル

自動排泄処理装置の本体は介護保険でレンタル可能。排尿処理機能のみの商品は要支援1からレンタル可能。排便処理機能が付いている商品は要介護4・5でレンタル可能。どうしても必要な場合は例外もあるのでケアマネージャーや福祉用具専門相談員に相談してください。

トイレに関する福祉用具レンタルについて

交換可能部品は特定福祉用具で購入費用の一部が補助される

排泄物の受け口、チューブ、タンクは特定福祉用具で介護認定を受けている場合、購入費用が一部補助される。尿吸収パッドなど都度消費するものは対象外。

トイレに関する特定福祉用具について

自動排泄処理装置の注意点

横向きに対応していない商品がある

30°以上傾くと上手く吸引できない商品がある。横向きに寝る癖の方には不向きな場合がある。30°以上に対応している商品もあるがレシーバーが大きくなる。

音が大きい

機械の音が大きい。音がおおき機械の音が大きい。音が大きくて眠りにくくなる人もいます。

常時装着するものではない

寝返りや座る事は重要。車いすに座る際などは取り外す必要があるので、おむつと併用して利用する。

誰でも使用できる訳ではない

皮膚トラブルの原因に繋がることがあります。事前に医療・介護関係者と相談の上で使用してください。


まとめ

活動量の少ない夜間帯などに使用する事をおすすめします。日中は動きが制限されるので安易に選択する商品ではない。

しろやぎ
しろやぎ

通常の尿器も参考にしてね。

尿器(尿瓶など)の種類と選び方