尿失禁パッドの紹介をします。
尿失禁パッド
種類
長方形型、ひょうたん型、男性用など様々な種類がある。
吸収目安量300~450ml(約2~3回分)ほどの商品が多い。吸収量の多い長方形型もある。立体ギャザーがあるものとないものがある。
1回排尿量を150mlとして計算。
3つ折りが一般的。2つ折りはパンツ型おむつにセットしやすい。
大型で吸収量目安600ml(約4回分)~の尿失禁パッドで多い形。動きを考慮して太ももの部分がくびれている。
男性器を包み込む形状。短めの長方形型のパッドを組み立てる種類や袋状などがある。陰部が短い人は向いていない。
構造と性能
尿失禁パッドの性能は様々です。詳しく解説していますので是非ご覧ください。
大人用紙おむつ(パッド)の構造と性能吸収量
2~13回 (吸収回数の目安)
組み合わせ
パンツ型おむつやテープ型おむつと尿失禁パッドを組み合わせる事はパッドの重ねづけである。重ねづけには注意が必要である。
おむつ情報局の筆者はテープ型ホルダーパンツを薦めているわけではありません。今後に期待を込めて書いています。代わりに紙の超うす型のテープ型おむつ(カバー)があります。
ホルダーパンツとテープ型ホルダーパンツには吸収材の無駄がない。パンツ型おむつとテープ型おむつは吸収材の無駄を最小限にするために超うす型を選ぶ。シンプルであると姿勢への影響が少ない。
大人用おむつ(パッド)の種類と組み合わせ尿失禁パッドの選び方
尿量を数値で把握する。その数値に合わせて尿失禁パッドを選ぶ。時間帯によって尿量は違うので排尿日誌をつけるとよい。
総吸収量と吸収目安量があり確認が必要。総吸収量は全面で吸水した状態。吸収目安量は使用時の目安。総吸収量を吸収目安量に換算すると6~7割程。病院・施設用は総吸収量表示の場合が多い。量った尿量は吸収目安量と合わせて尿失禁パッドを選ぶ。
店頭用の表記はガイドラインが定められている。ほとんどのメーカーは1回あたり150mlとして排尿を回数で表記している。店頭用は吸収目安量である。量った尿量をそのままで回数として計算する。
立体ギャザーを活用する
漏れる事がある場合は立体ギャザーがある尿失禁パッドを選ぶ。漏れがないのであればギャザーがない尿失禁パッドでもよい。
前後を軽く伸ばすとギャザーがしっかりと立ちます。それでもギャザーが立たない場合は指で軽く立てる。
立体ギャザーは意識的にそけい部に沿わせる。ホルダーパンツにセットする時も同様である。強くしすぎないように注意が必要です。
おむつ(パッド)の立体ギャザーの特徴
尿失禁パッドの注意点
パンツ型おむつやテープ型おむつの立体ギャザーを潰さない尿失禁パッドを選ぶ。
パッドの防水材は尿を下に通さないので、パッドを重ねても無駄である。
ホルダーパンツは大型の尿失禁パッドも併用可能であるが、多量の尿では支えきれずにズレて漏れてしまう。
パンツ型おむつと尿失禁パッドを組み合わせて、2重の立体ギャザーを活用すると漏れを防げることもある。
漏れ防止のために2重のギャザーを活用するにしても、その際のパンツ型おむつやテープ型おむつは超うすタイプを選ぼう。
大型の長方形型のシートが市販されている。大型であるが吸収量は少なく、値段は安い。立体ギャザーもついていない。陰部洗浄の際などにシートとして利用する。
尿失禁パッドは適切な1枚を選んでね。