困りごと:トイレが大変・読む順番
便が出やすい姿勢をとるには、足裏を安定させて便座に座り、上体を軽く前に傾けます。足台を使って膝を腰より少し高くすると、排便しやすくなる場合もあります。この記事では、おむつを使用している方も含め、安全に座れる場合の排便姿勢と、姿勢を支える福祉用具をご紹介します。
排便しやすい座り方

便座では上体を少し前に傾け、安定した姿勢で排便します。
太ももに肘を軽くのせると、上体を安定させやすくなります。足は床につけて座り、無理のない範囲で上体を前に傾けてください。姿勢が安定している方は、足台を使って膝を腰より少し高くする方法もあります。
便が出やすい姿勢と直腸・肛門の角度

仰向けの姿勢では、直腸から肛門への通り道が曲がり、便を出しにくいことがあります。排便のしやすさには、姿勢のほかに便の硬さや体調も関係します。
便座に座って上体を少し前に傾けると、直腸と肛門の角度が変わり、便を出しやすくなる場合があります。足台で膝を腰より高くする方法も、いきみを減らす助けになります。
寝た姿勢での排便が難しい理由

寝たままでは便座に座る姿勢をとれず、排便しづらいことがあります。便秘が続く場合や下剤を使う場合は、医療・介護職に相談してください。軟便や下痢がある場合は、おむつの選び方や交換方法も確認しましょう。
軟便パッドの種類と選び方|便の量に合わせた使い方・おむつとの組み合わせ【2026年版】
トイレに座って排便することが大切です

おむつを着けている方でも、安全にトイレへ移動できる場合は、便座に座って排便する方法を検討できます。

テープ型紙おむつをトイレで立ったまま着け直すのは、本人にも介助者にも負担になることがあります。可能であればパンツ型紙おむつなどを使い、トイレに座って排便する方法を検討してください。
大人用パンツ型紙おむつの種類と選び方|サイズ・パッド併用の注意点【2026年版】
トイレまで移動できない場合は、ポータブルトイレや差し込み便器の利用も検討できます。
排便姿勢を安定させる福祉用具
前かがみの姿勢を保つのが難しい方もいます。無理に姿勢を変えず、必要に応じて手すりなどの福祉用具を活用してください。
「楽助さん」は移動できる姿勢補助手すりです。自宅のトイレやポータブルトイレでも使用できます。


「微笑の福寿草」は、工事をせずに自宅のトイレへ設置できるフロント手すりです。介護保険でレンタルできるかどうかは、利用条件を確認してください。

トイレでは、無理のない姿勢で安定して座ることが大切です。必要に応じて福祉用具も活用してください。

