おむつの基礎知識:種類と構造・読む順番
軟便が漏れると、下着や寝具が汚れ、交換や洗濯の負担が増えます。尿ケア用パッドを使っていても漏れが続く場合は、軟便用パッドを検討します。軟便には水分と固形分が含まれるため、尿ケア用パッドでは便の固形分で表面が目詰まりし、水分が広がることがあります。軟便用パッドは、便が広がりにくいよう、表面材などに工夫が施されています。
軟便パッド
種類
小型、中型、大型、シート型など様々な形があります。各メーカーから販売されていますが形や使い方はそれぞれ違っています。


肛門周囲にピンポイントでセットします。パンツに貼ります。コンパクトで持ち運びに便利です。ごく少量の便失禁用です。
参考 ライフリー さわやか軽い軟便モレパッドユニ・チャーム 公式サイト

大きいサイズのパッドです。表面材が網目状シートです。カバーする範囲が広いです。尿も吸収します。1枚あたりの値段は割高です。

かなり大きいサイズの水様便対応パッドです。尿と便の量が多い場合は大型のパッドでカバーします。サイズが大きいので、組み合わせは制限されます。
参考 ネピアテンダー 大判おまかせ 水様便にも王子ネピア 公式サイト

防水シートを使用していません。水分を下に通して固形物はキャッチします。別のパッドと併用する必要があります。
参考 軟便モレを防ぐシートリブドゥコーポレーション 公式サイト
実際の製品のサイズ感


少量の便失禁から大量の便失禁に対応している製品があります。
構造
軟便パッドは尿失禁パッドと構造が違います。

軟便には水分のほか、未消化物や粘液などが含まれます。尿ケア用パッドでは、これらによって表面材が目詰まりし、水分が吸収される前に広がることがあります。軟便用製品には、網目状の表面材や特殊な繊維で便を受け止めるなど、製品ごとに異なる工夫があります。
軟便パッドの組み合わせ
軟便パッドの組み合わせは複雑です。漏れなく快適な組み合わせを選んでください。パッドの重ねづけがない組み合わせになっています。

軟便パッドの使用方法

ふつうのパンツやホルダーパンツに小型の軟便パッドを貼り付けます。位置は肛門周囲をカバーするようにセットします。

尿失禁パッドに軟便シートをセットします。それをホルダーパンツと併用します。または軟便シートをパンツ型紙おむつに併用します。

ホルダーパンツに軟便パッドを組み合わせます。軟便シートと尿失禁パッドの併用は失便量によってサイズを選びます。

テープ型紙おむつを単独で履き、広いスペースを活かします。テープ型紙おむつに大型の軟便用パッドまたはシートをセットします。
軟便パッド以外での対策

テープ型紙おむつを1枚で履きます。

テープ型紙おむつを単独で履きます。軟便は隙間に流れていくので、装着する際に少し軟便が溜まる空間を意識してつくります。

背モレ防止ポケットが付いているテープ型紙おむつもあります。パッドの目は細かいので目詰まりするが軟便をせき止める構造です。
参考 アテント テープ止めタイプ 背中からのモレ防止大王製紙 公式サイト

軟便を溜めるスペースがあるテープ型紙おむつもあります。尿失禁パッドとは併用しないです。
参考 サルバ 安心Wフィット強力吸収テープ止め白十字 公式サイト
下痢便は早めに交換する

下痢便は皮膚に刺激が強いので皮膚トラブルの原因に繋がります。 下痢便でパッドが汚れた場合は早めに交換します。
下痢便は洗濯が大変

下痢便は漏れやすいです。使い捨ての軟便パッドは廃棄できますが、ホルダーパンツ(布)は洗濯が必要になります。様々な負担に繋がる可能性があります。

おむつ情報局では使い捨ての紙おむつと軟便パッドもパッドの重ねづけとして推奨していませんが、柔軟な対応が必要です。
なぜ下痢になるのか?

寝たままでは排便は困難になります。便秘になり、下剤で下痢になる場合もあります。下記の記事で詳しく説明しています。是非、ご覧ください。
便が出やすい姿勢とは?トイレでの座り方と排便を支える福祉用具【2026年版】

軟便をおむつで対策するのは難しいです。なぜ軟便になっているのかを考える事がポイントです。

